これまで釣りに行くときは実家の車を使うことが多かったのですが、この度思い切って釣り用車として中古でホンダのフリード+(プラス)を購入することにしました!
ちょうど実家が車を買い替えるタイミングでして、親が買った新車を釣りで汚すのは気が引けますし、何より自分の車があったほうが圧倒的に釣りの自由度が広がると思ったのが購入の理由です。
車の購入自体は前から考えていて、フリードプラスは候補のひとつにしていました。
すでに何回か釣行で使ってみましたが、現時点での釣り車としてのフリードプラスの評価は「悪路走破性に難ありだが、価格が手ごろでサイズの割に積載性能も高く、街乗りから車中泊遠征まで幅広く対応するコスパに優れた良い車」というふうに考えています。
今回はフリードプラスを釣り車として選んだ理由と実際に釣行して気になった点について書きたいと思います。
フリードプラスってどんな車?
フリードプラスは、ホンダのコンパクトミニバンであるフリードシリーズのひとつで、フリードが搭載している3列目シートを無くして、その分より広い室内空間を実現している車種になります。
乗車人数がMAX5人と少ないぶん積載性能が高いので、大きな荷物を運びたいときや、車中泊や釣りを含むアウトドア全般で強みを発揮します。
ガソリン車とハイブリッド車、FF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の組み合わせで計4通りのモデルがありますが、私は燃費の良さを考慮してハイブリッド車のFFを選択しました!
ちなみに2024年10月現在ではフリードはモデルチェンジしていて、フリードプラスに相当する車種はフリードクロスターの5人乗りモデルになります。
※フリードクロスターについての情報はこちらを参考↓
基本性能や積載量は同じだと思うので、新車が欲しい方はこちらを検討するとよいでしょう!
フリードプラスを釣り車として選んだ理由
大容量のラゲッジスペース
フリードプラスを選んだ最大の理由はやはり大容量のラゲッジスペースですね。
上の写真の通り、フリードプラスのラゲッジスペースは真ん中のラゲッジボードを挟んで2段仕様になっており、車体の大きさからは想像つかないレベルで積載性能が高いです。
このラゲッジボードは耐荷重が200 kgもあるため、人が載ったり重い荷物を載せたりしてもびくともしません!
ラゲッジスペースの下段は高さ約36cm、横幅約73cm、奥行き約97cmあり、地面から約33.5cmと低床設計になっています。
下段には重いものや汚れやすいものを入れるのがおすすめです!
私は写真のようにクーラーボックスと釣り道具用のバッカンを入れるようにしています。
こちらのクーラーボックスとバッカンはフリードプラスを買う前から使っていたのですが、ちょうど下段に収納できるくらいのサイズだったので助かりました!
一方で、上段は高さ約97cm、横幅約125cm、奥行きは約165~197cm(おやすみモード)あり、大きな荷物を置けるのはもちろん、車中泊スペースも充分あります。
そして天井にはルーフラックを取り付ける事も可能です(私の買った車には純正のやつが最初からついてました)。
※ホンダの純正ルーフラックについてはこちらを参考↓
このルーフラックあまり耐荷重はないそうなので、座席カバーや寝袋、タオル、日用品など軽いものを収納するとよさそうです!
ちなみにこのルーフラック、頭をぶつけると結構痛いので注意しましょう(笑)。
街乗りと車中泊の双方に対応!デザインも良し!
フリードプラスは全長が4295 mmとミニバンとしては短いので小回りが利きやすく、狭い道の多い市街地でも運転がしやすいと感じます。
特に、今住んでいるところは周りに結構狭い道が多いので非常に助かっていますね!
釣り場に向かう際には住宅地や農道のような細い道を通ることもよくあるのでメリットになると思います。
また、個人的にはデザイン面で商用車のような業者っぽさがないのもグッドポイントです。
実はスズキのエブリイのような商用軽バンも購入候補に挙がっていましたが、見た目の業者っぽさが少し気になっていたんですよね~。
その点、フリードプラスはフリードと同じデザインをしていながら、軽バンにも負けないくらいの積載性能があるので非常に満足しています!
ミニバンにしては車両価格、維持費ともに安い!
フリード(プラス)はミニバンとしては比較的価格が安いことも大きな魅力となります。
例えば、2024年時点で同じホンダから販売されているミニバンであるステップワゴンは一番安いグレードでも約316万円かかりますが、フリードであれば約250万円から買えてしまいます!
また、フリードプラスはボディサイズと排気量から5ナンバーの車となっており、自動車税と重量税が安くなるメリットもあります!
※5ナンバー車の税金については下記を参考↓
フリードプラスの気になる点
ここまでべた褒めしてきたフリードプラスですが、この世に完ぺきな車など存在しません。
納車から1ヶ月経ちましたが、フリードプラスを釣りで使用してみて現時点で気になる点について書いていきます。
高身長の人は車中泊時に1列目シートを動かす必要があるので手間
フリードプラスで車中泊をする場合、2列目シートを倒したロングラゲッジモードか、より長さを確保するために追加で1列目を前面に押し出したおやすみモードにする必要があります。
ロングラゲッジモードは荷室長が約165 cmとやや短めで、このままでは身長160 cm以下でないと足を延ばして車中泊することは難しいです。
↑ロングラゲッジモード
一方で、運転席を限界まで前に押し出しておやすみモードにすると荷室長は約197 cmにもなり、これなら身長180 cm代の人でも快適に車中泊することができるようになりますが、おやすみモードのまま運転することは出来ないので、寝る際と運転する際にいちいち1列目シートを動かさないといけないのが少し手間になるんですよね・・・
↑おやすみモード
ちなみに私は1列目シートを少しだけ前に出してロングラゲッジモードとおやすみモードの中間くらいのモード(荷室長を約175cmくらいに調整)で常時使用しており、運転と車中泊どちらも可能な状態にしています。
私の身長が166cmなのですが、166cmはこの中間モードで運転と車中泊の両方ができるギリギリの身長だと思います。少なくとも、身長が170cmを超える方は車中泊の際は素直におやすみモードにした方が良いと思いますね!
生まれて初めて身長が低くて良かったと思いました(笑)
車中泊をするならラゲッジスペースの段差解消が必須
フリードプラスで快適に車中泊をするには、荷室長の問題に加えてラゲッジスペースの段差解消も必須になります。
フリードプラスで車中泊する際は2列目シートの後ろに付属しているボードを展開してフラットな空間を作るんですが、このボードによって生じる段差が約2.5~2.8cmほどあります。
ボードによる段差↑
この段差を残したまま車中泊すると腰と背中が破壊されます(笑)
ブログ等を見ていると段差解消にはお風呂マットなどのクッション材を使用している人が多いみたいです。
今度、段差解消用にお風呂マットを導入する記事も作成するつもりです!
悪路走破性が低い
釣りの種類にもよりますが、釣り場に向かう際に舗装されていない道路やデコボコした道路を走ることもあるかと思います。
フリードプラスは低床設計のミニバンで積載性能を重視していますので、上記のような道をスムーズに通過する能力は低いです(FF車は特に・・・)。
実際、試しにデコボコしたコンクリートの坂道を通過しようとしましたが、窪みにはまってスタックしそうになったので慌てて引き返しました(笑)
無理して悪路を走行するより、多少遠くても歩いて釣り場に向かった方がよさそうです。
一応、フリードプラスには4wdモデルもあるのですが、4wdでは下段のラゲッジスペースの高さが20cmほどとかなり低くなってしまい肝心の積載性能が下がります。私は積載性能を重視してFF車モデルを選びました。
こればっかりはトレードオフの関係なので、走行性と積載性のどちらを重視するかだと思います!
まとめ
釣り車としてフリードプラスを購入してから1ヶ月経ちましたが、現状では釣りに最適な良い車に出会えてたなと思っています!
今後フリードプラスを使い倒していく中で新たな魅力や気になる点も出てくると思うので、そちらもいずれ記事にしようと思います!
また、これから釣り・車中泊仕様にするため色々なアイテムを導入していく予定です!。DIYの様子も紹介していきますので待っていてください!
コメント