エギングは釣り場をランガンしたり、ロッドをしゃくるなど動きの多い釣りです。
したがって、エギングに使用するライフジャケットはアングラーの動きを邪魔しないスッキリしたデザインのものがおすすめです。
今回は私がエギングで愛用しているライフジャケット「RBB ロックショアベストⅢ」をご紹介します。
RBB ロックショアベストⅢはロックショアゲームでの使用を想定して左右のフロントポケットを排除したフローティングベストですが、以下の点からエギングにも非常に有用でした。
フロントポケットによる余計な出っ張りがないことで・・・
- スムーズなロッドアクションが可能
- 足元の視野が広がり、磯やテトラでの安全性が向上
膨張式ライフジャケットが推奨されない磯でのエギングには特におすすめの商品なので、気になる方はぜひ検討してみてください!
前回の装備紹介:おすすめのエギング用バックパックの記事はこちら↓

RBB ロックショアベストⅢをエギング用に購入した経緯
堤防と地磯の両方で使えるフローティングベストが欲しかった
ライフジャケットは大きく分けて、膨張式と固形式(フローティングベスト)の2種類があります。
膨張式ライフジャケットは岩などに擦れると気室に穴が空いてしまう恐れがあるため、磯での使用に向きません。
一方で、フローティングベストは内部に固形の浮力体が入ったタイプのライフジャケットなので堤防、磯のどちらでも使用できます。
磯と堤防は両方ともエギングのメインフィールドであり、これらが隣接しているような釣り場も多々あります。
エギングでは磯と堤防を手軽に行き来できるように、どちらのフィールドでも使えるフローティングベストを使いたい考えがありました。
フロントポケット付きのフローティングベストではロッドアクションがやりにくかった
磯で初めてエギングをやったとき、ルアーゲームで一般的に使われるようなフロントポケット付きのベストを使用していましたが、ちょっとした問題が起きました。
ロッドをしゃくる時にグリップエンドがフロントポケットの出っ張りに当たって邪魔なのです(´;ω;`)・・・。
最初はグリップエンドが干渉しないように腕を伸ばしてエギングをやっていましたが、かなり疲れが溜まりました・・・。
そこで、この問題を解決するためにフロントポケットがないベストで良さげなものがないか探したところ、「RBB ロックショアベストⅢ」を見つけました。
RBB ロックショアベストⅢの特徴
左右のフロントポケットを排除している
写真左:RBBロックショアベストⅢ、写真右:ダイワのポケット付きベスト
冒頭にも書きましたが、このライフジャケットの最大の特徴は左右のフロントポケットを排除していることです。
上の写真ではRBB ロックショアベストⅢ(左)とダイワのフロントポケット付きベスト(右)を横から比較しています。
RBB ロックショアベストⅢではベスト前面の出っ張りがなくなっていることがわかります。
背面には下開きの大型ポケットが付属している
写真左:ベストの背面外側、写真右:ベストの背面内側
背面には下開きタイプの大型ポケットが付いています。
下開きというのがミソでフローティングベストを着用したまま、手を伸ばして物を取り出せます。
かなり大きいポケットなので、Lサイズのエギケースが余裕で収納できます。
さらに、ポケットの内側にはD管が付いています。写真右のようにコードを使って、ルアーケースとつなげる事で落下防止になります。
使用しているLサイズのエギケースはこちら↓
ボディが短く設計されている
RBB ロックショアベストⅢは他のライフジャケットよりもボディの長さが短めに設計されています。
同メーカーから出ているRBB ロックショアヒップバッグⅡを組み合わせたときにヒップバッグがライフジャケットに干渉しないようにするためです。
ヒップバッグを併用する方にはありがたい特徴です。
RBB ロックショアヒップバッグⅡはこちら↓
RBB ロックショアベストⅢをエギングに使用して感じたメリット
ロッドアクションがスムーズにできるようになった
フロントポケットがなくなったことで、ロッドのグリップエンドが干渉する出っ張りもなくなり、しゃくりなどのロッドアクションがスムーズになりました。
フロントポケットをかわすために腕を伸ばす必要もないので、長時間エギングをしても疲れにくくなり、集中してエギングができました!
エギングではロッドアクションを多用し、集中してアタリをとる必要があるので、このメリットは大きいです。
足元の視界が広がり、磯やテトラでの安全性が向上する
写真左:RBBロックショアベストⅢ着用時の視野、写真右:ダイワのポケット付きベスト着用時の視野
上の写真ではRBB ロックショアベストⅢ(左)、もしくはダイワのフロントポケット付きベスト(右)を着用した時の視野を比較しています。
RBBロックショアベストⅢではベスト前面の出っ張りがないことで足元の視野が広がっていることがわかります。
これにより、磯やテトラといった環境で転倒するリスクが軽減します。エギングに限らず、磯のルアーゲーム全般において共通のメリットです。
RBB ロックショアベストⅢのデメリットと解決策
単体ではやや収納力不足
フロントポケットを排したRBBロックショアベストⅢですが、大型のエギケースは背面1箇所にしか収納できないので、単体ではエギの収納力が不足することが多いです。
ベストの前面にはフロントポケットの代わりに小型の薄いサブポケットが付いており、スナップやリーダー、小型のルアーケースなどを収納できますが、エギの収納には少し狭いです。
レッグバッグやポーチを外付けして収納力を強化
背面の大型ポケット以外にもエギを収納する場合は、レッグバックやポーチなどを外付けすることをおすすめします。
実際、私も以下の写真のように装備を追加しています。
フローティングベストの胸ベルトには「RBB ターポリンポーチⅣ」を取り付けています。
ターポリン素材なので防水性が高く、スマートフォンの収納に便利です。その他にも小型のケースを用意して、2.5号のエギを収納しています。
太ももには「DRESS タクティカルレッグバッグエアボーン ランガンスタイル」を付けています。
足周りが少し重くなりますが、Lサイズのエギケースが収納可能なのでエギを多く持っていきたいときに重宝します。
このレッグバッグは内部にスポンジの入ったサブポーチが付いており、エギを一時的に直接収納できるのも魅力です。
他社の類似商品のご紹介
RBBロックショアベストⅢのようにフロントポケットを排したフローティングベストは他にも存在します。
どのモデルでもロッドの操作性と足元の視野を向上させることが可能です。
ただし、値段や細かい機能がそれぞれ異なっているので、目的と予算に応じて選びましょう。ここでは2つのおすすめモデルをご紹介します。
ダイワ タクティカルゲームベスト DF-4020
ダイワ タクティカルゲームベスト DF-4020もフロントポケットがないタイプのフローティングベストです。
RBB ロックショアベストⅢとは違い、オプションでフロントポケットを取り付けることも可能で、その他にもロッドを背負えるベルトが付属するなど多機能な特徴があります。
エギングのプロアングラーであるヤマラッピこと山田ヒロヒトさんも紹介しており、おすすめのフローティングベストです。

マズメ コンタクトライフジャケット
マズメ コンタクトライフジャケットは類似のロックショア用ベストの中でも比較的安価な点が魅力で、1万円前後で購入できます。
ルアーの収納スペースはありませんが、最低限の機能としてプライヤーホルダーとフィッシュグリップホルダーがフロント部分に付いています。
さらに標準で胸部のモバイルケースが付いており、スマートフォンの収納に最適です。
まとめ
今回は、エギングにおすすめのライフジャケット「RBB ロックショアベストⅢ」のご紹介でした。
フロントポケット付きのベストを使ったときと比べて、しゃくり時のロッド操作性が向上し、足元の視界が広がることで磯でのランガンが安心してできるようになりました。
理想的なエギング用ライフジャケットが見つかったと思っています。
RBBロックショアベストⅢはもともとロックショアゲーム用のフローティングベストなのでエギングに限らず、磯のルアーゲーム全般で大活躍してくれるはずです。
気になった方はぜひ使ってみてください!
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