私はエギングを始めて以来、ダイワの中価格帯エギングロッドであるエメラルダスMXシリーズの2013年モデルを使ってきました。
エメラルダスMXシリーズは2021年にモデルチェンジしており、良い機会だったので買い替えることに。購入したのは21エメラルダスMX 86Mです!
21エメラルダスMX 86Mを半年間使ってみて、新子から2キロ近い親イカサイズまで釣ってみました。軽量でシャクリやすく、コスパに優れた素晴らしいエギングロッドだったのでご紹介したいと思います!
21エメラルダスMX 86Mはこんな人におすすめ!
- 安価なエギングロッドやシーバスロッドでエギングを始めたが、ステップアップのために専用ロッドが欲しい・・・
- 使用しているエギングロッドが古いので、そろそろ買い替えたい・・・
- 予算が2万円台前半で、1本でオールシーズン使えるロッドが欲しい・・・
21エメラルダスMX 86Mを購入した経緯
私が21エメラルダスMX 86Mを購入した目的は古いロッドから、軽量でシャクリやすい最新モデルに買い替えることでした。
以前使っていたエメラルダスMX 86Mの2013年モデルは重量が110グラムあったのに対し、2021年モデルの重量は95グラムと15グラムも軽量化されました。価格帯は同じなので技術の進歩を感じますね。
また、2013年モデルはグリップエンドが長めに設計されており、シャクった際にグリップエンドが衣服やライフジャケットに当たって邪魔になっていました。
2021年モデルは2013年モデルと比べてグリップエンドが2.5センチほど短くなっており、ロッドの操作性の改善が期待できました。
21エメラルダスMX 86Mの基本スペック
継数 (本) 2
仕舞 (cm) 134
標準自重 (g) 95
先径 (mm) 1.4
元径 (mm) 11.4
エギサイズ (号) 2.5~4.0
適合ライン (号) 0.5~1.0
カーボン含有率 (%) 97
メーカー希望本体価格 (円) 29,500
21エメラルダスMXはダイワのエギングロッドのなかでも「初心者〜中級者モデル」に位置づけられており、上位モデルに劣らない性能ながら実売価格2万円台前半で購入できます。
また、全機種がSICリング搭載のKガイドなので、糸絡みが少なく安心してPEラインを使えます。
MXシリーズの中でも86Mは中核を担うモデルで、新子サイズから親イカサイズまでオールシーズン対応する汎用性の高さが魅力です。
操作性と飛距離のバランスに優れており、投げられるエギのサイズも2.5~4.0号と広いので、これ1本で大抵のエギングは成立します。
21エメラルダスMX 86Mを使用して感じたこと
ロッドの操作性と感度に優れる
21エメラルダスMX 86Mを購入して良かった点は2013年モデルと比べてロッドの操作性と感度が大きく向上したことです。
2013年モデルよりもグリップエンドが短くなり、グリップエンドが服やライフジャケットに引っかからなくなったことで、シャクリやすくなりました。自重も15グラム軽量化したためアタリに対する感度も良くなったように感じます。
グリップエンドが短くなると、重心が竿先側に移動して持ち重りのするロッドになり、長時間使用すると腕が疲れやすくなるケースがありますが、86Mでは持ち重りは全く感じませんでした。
シーバスロッドや安価なエギングロッドはグリップエンドが長めで、竿も重いことが多いので、エギングでこれらに不満を感じている方はエメラルダスMXのような中価格帯のエギングロッドを検討してみるとよいでしょう。
新子から親イカサイズまで幅広く対応
21エメラルダスMX 86Mを半年間使い、新子サイズから2キロ近い親イカサイズまで釣ってみましたが、どちらも問題なく対応できました!
大型の親イカに対しては竿がしなやかに曲がることで、強烈な引きをいなしてくれる印象です。
また、適度な竿の長さがあることで2.5~3.5号のエギまで十分かっ飛ばすことができました!
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エギング以外の釣りにももちろん使える
エギングロッドはよくエギング以外にもさまざまな釣りに流用できる万能ロッドといわれていますが、21エメラルダスMX 86Mも例外ではありません。
2.5号のエギは10グラム前後、3.5号のエギは20グラム前後なので、この範囲のウェイトのルアーは快適に使用できます!
例として、ジグサビキでカマスを狙ったりやジグヘッドを使ったチニングなどさまざまな釣りに流用しています。
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【注意点】21エメラルダスMXシリーズは全体的にエギングロッドにしてはやや柔らかめ
開発者による説明動画でも語られていますが、注意点として21エメラルダスMX シリーズ全体的にしなやか気味に作っているそうです。
今回紹介している86Mも、少なくとも2013年の86Mよりやや柔らかめの調子でした。硬い調子のロッドが好きな人はMXシリーズのMHクラスを選ぶか、他メーカーのM~MHクラスを選ぶと良いかもしれません。
しかしMXシリーズは決してフニャフニャというわけではなく、竿を曲げてしっかりイカを引き寄せる力があります!
むしろ竿が適度に曲がることでロッドカーブの頂点がアングラー側へ寄ってアングラーの負担が軽くなるメリットがあるでしょう。
弱い力でもエギが投げやすくなるため、女性や子供でも扱いやすいと思います!
21エメラルダスMX 86M以外のおすすめラインナップ
21エメラルダスMXには今回ご紹介した86Mを含めて全10種類のラインナップがあって、エギングに必要なロッドは全て揃っています。
ここでは86M以外でいくつかおすすめのものをピックアップしました。
全てのラインナップについては公式ホームページをご覧ください。
83ML
継数 (本) 2
仕舞 (cm) 130
標準自重 (g) 92
先径 (mm) 1.4
元径 (mm) 10.4
エギサイズ (号) 1.8~3.5
適合ライン (号) 0.5~1.0
カーボン含有率 (%) 97
メーカー希望本体価格 (円) 29,300
2.5~3.0号のエギを使用し、秋イカを中心に狙う場合におすすめのロッドです。全長8.3フィートとややショートレングス寄りであり、キャストのしやすさ、操作性を重視したい人にマッチします。
89M
継数 (本) 2
仕舞 (cm) 138
標準自重 (g) 101
先径 (mm) 1.5
元径 (mm) 11.9
エギサイズ (号) 2.5~4.0
適合ライン (号) 0.5~1.0
カーボン含有率 (%) 97
メーカー希望本体価格 (円) 29,700
足場の高い堤防や磯、もしくはサーフから遠投したいときに活躍するロングレングスモデルです。2.5~4.0号までの幅広いサイズのエギを86Mよりも遠投することができます。
エギを遠投できればライバルが探れていないフレッシュなイカを狙うことができるので大きなメリットになります。
86MH
継数 (本) 2
仕舞 (cm) 134
標準自重 (g) 105
先径 (mm) 1.6
元径 (mm) 12.4
エギサイズ (号) 3.0~4.5
適合ライン (号) 0.6~1.2
カーボン含有率 (%) 96
メーカー希望本体価格 (円) 29,700
3.5~4.0号のエギをメインに使用し、春の大型アオリイカを狙う方におすすめのロッドです。大型アオリイカを引き寄せるパワーと長時間しゃくっても疲れにくい軽さを持ち合わせています。
【まとめ】21エメラルダスMX 86Mは最初に選ぶ中価格帯エギングロッドとして最適!
21エメラルダスMX 86Mは本格的にエギングをやってみたいという方に最初におすすめできるエギングロッドです!
8.6フィートのM (ミディアム) はシリーズの中核ともいえるモデルで、エギの飛距離やロッドの軽さ、感度などエギングに必要な要素がバランスよく揃っており、これ一本でほとんどのシチュエーションをカバーしてくれます。
また、値段が2万円台前半ながら、上位モデルに搭載されているような技術も惜しみなく採用されているので非常に高コスパなロッドといえるでしょう。
気になる方はぜひ検討してみてください!
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